大牟田 「昭和の迫力を感じる」街を歩く

大牟田

6月23日 大牟田の「近代化産業遺産」を歩いて巡りました。
想像以上に迫力がありました。

1 大牟田市石炭産業科学館

西鉄福岡を9:30発の特急に乗車。10:34大牟田到着。
大牟田駅の西鉄電車出口からおりて、駅を背にしてまっすぐに歩くとだいたい20分くらいで石炭産業科学館に到着します。途中左手にイオン、右手に帝京大学を見ることができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カミさんと二人で800円払って、展示室へ。正直あんまり期待しておりませんでした。
ぶらぶらと展示物をみているとボランティアの方が説明についてくださいました。
やっぱり、説明を聞くと圧倒的に面白い。昔むかしは坑道に馬を入れて石炭の運搬などに使っていたそうです。ただ、この馬は一度坑道に入れられると二度と上にあげられることはなかったとのこと。なんとも残酷ではあるけれどもリアルな話が聞けました。團琢磨のビデオなどもわかりやすく作られてました。

一通りの説明を受けると、坑道が体験できます。坑道に入るエレベーターにのり、坑道に降ります。(もちろん本当じゃありません。疑似体験です)
エレベーターのドアが開くと坑道が模してあります。

実際に昔使っていた掘削機や運搬していた車両が保存されています。これがやはり結構な迫力で迫ってきます。

ボランティアの方の説明も詳しく、面白く聴き入ってしまいました。

結局10分くらいの滞在予定が、1時間近くまで延びました。

2 諏訪公園

石炭産業科学館をでて、イオンの外周沿いに歩いていきます。
(それにしてもここのイオンはでかいなぁ)
有明道路の高架を超えたところが諏訪公園です。
大牟田市のホームページにはこう書いてあります。

約22ha(ヘクタール)の広大な敷地を持つ総合自然公園を、親子でピクニック感覚で楽しめる無料の大型遊具を設置したレクリエーションゾーン、健康増進・運動不足解消に最適のスポーツ休養ゾーン、様々なイベントが行われる文化交流ゾーンの3つにわけて、それぞれの”癒し”に合わせた幅広い目的に対応しています。夏になると園内の小川は水浴びをする子ども達で賑います。

本日はここでお弁当。毎回書いてますけど、ウオーキング中のお弁当は至福の時です。

3 三川坑

諏訪公園から三池港をめざして歩くと右手に港倶楽部が見えます。この中を通ると三川坑跡にでます。
これが三井港倶楽部。
ウィキペディアにはは以下のような説明があります。

三井関係の社交倶楽部であるとともに、外国高級船員の宿泊や接待の場所、あるいは皇族方を始め、政財界人の迎賓館として広く利用されてきた。

今でもレストランや結婚式場として使われているようです。
港倶楽部の敷地に入ると、「三川坑公開中→」という看板があり、その矢印に従って入っていくと三川坑にでます。

ボランティアの方が「急がれますか?時間がありますか?」と声をかけてこられます。

なんでも、時間があるならビデオを見てから坑内を案内してくださるようです。
先ほどの石炭産業科学館で時間を使いすぎたので、「30分くらいで」とお願いすると、「じゃぁ、ポイントだけ案内しましょう」とボランティアの方が案内してくれました。

この方は三川坑で実際に働かれていた方で、まぁ、話がリアル。
炭坑にどうやって降りていくのか、炭坑の中のこと、炭坑から上がった後のの風呂の気持ちよさと、そのあと角打ちで一杯やることの喜び、そして、稼ぎがとてもよかったことなどなど。

炭坑節にある

ダイヤモンドがほしいなら
一度来て見れ この鉱山へ
男盛りのサマチャンが 粋で掘り出す 黒ダイヤ

なんて歌詞がぴったりくるような話でした。

 

坑内で使われていた機関車。
坑内への入昇降口です。結構威厳があります。

坑夫の方の移動に使われたいた線路もすごく広範囲です。当時の忙しさというか活気を感じさせてくれます。
巻揚機です。機械がわからない私でもその迫力は感じることができます。

ボランティアの皆さま、ありがとうございました。とても楽しかったです。

4 万田坑

三川坑も予定より時間をかけて見てしまったので、結構時間が押してきました。
予定していたサンデン(旧三川電鉄変電所)はパスして万田坑へ。三川坑から歩いて40分くらいでしょうか。結構歩きました。
万田坑に到着。チケットを買うところと見学するところは少し離れています、何故でしょうかね?
万田坑の風景です。いずれもが当時の活況を感じさせます。

炭坑の一番の敵は事故。敷地内に参拝場所があり、仕事前に必ずここで安全を祈念し、作業に入っていったそうです。
建物の入り口に石炭とボタが置いてあります。ちなみにボタというのは炭坑で採掘された石のうち資源として使えないものをいいます。

ボランティアの方から「石炭とボタを持ってみてください」と言われ、持ってみました。
あきらかに重さが違う。(ボタのほうが重たかったのかな)
「採掘された石から石炭とボタを重さでより分けていくのが女性の仕事だった」とのこと。
石炭とボタを手に取って重さの違いがわかると作業内容を体感しました。
まさに体験学習の大切さですね。
そう考えると炭坑節のこの歌詞もとてもよく理解できます。

わたしのサマチャントロを押す
わたしゃ選炭場でボタを選る
見上げて見下ろす顔と顔 にっこり笑うて 知らぬ顔

サマチャンという彼氏だか旦那がトロッコを押し、彼女か奥さんの女性はボタをより分ける。職場は違うが目と目で合図するという意味でしょうね。
今回炭坑節の歌詞を調べていると下のような歌詞もあるみたいです。いいなぁ

伯爵夫人となるよりも
月の差し込むあばら家で
主さんお庭で藁仕事 わたしゃお側で 針仕事

このあと宮原坑に行く予定でしたが、時間切れ。
正直、石炭全盛時の遺跡の迫力と魅力は想像を超えていました。

万田坑からバスで大牟田へ。
天神で降りて、行きつけの焼き鳥屋「喜多八」で乾杯!

本日の歩数は19,798歩でした。

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